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 学校の枠を超え、理科交換授業を実施

2008年12月9日(火)
 
 奈井江商業高等学校の塙 良一教諭にご協力をいただき、理科の交換授業を実施しました。 この交換授業は、他校教諭との交流を図るとともに、交換授業を実施しそれを公開して、 教科指導を通して生徒の実態に対応する授業展開の在り方を研修するために、昨年度開始したもので、 今年度で2度目の実施となります。
 第1回目の今回は、奈井江商業高等学校の塙 良一教諭が来校し、3学年の授業を担当していただきました。 理科総合Aの内容から「物質とは何か?」というテーマで、静電気や電子の存在を確認する実験を交えながら 授業を行っていただきました。生徒は、目で見ることが出来ない原子や電子という物質の存在について、 塙教諭の丁寧な解説、静電気や電子に関する工夫された数々の実験を通して、理解を深めることができたようでした。

 生徒からは、以下のような感想が寄せられました。
 ・静電気や電子について、
    今まで知らなかった細かい部分まで知ることができました。
 ・電子のしくみを実験しながら楽しく学ぶことが出来ました。
 ・蛍光灯やテレビの原理が今日の実験を通してよく理解できました。

 塙教諭の研修と経験に裏付けされた授業展開は、身近でありつつも一見すると難しく見える テーマについて、生徒の興味関心を最大限に引き出し、「学ぶ意欲」を高めるすばらしいものでした。 生徒の日常生活と「物質」の関連性を重視した生きた授業の展開法、教材の厳選と活用など、 知識と体験(実験)学習の連動による実学を学ぶ機会となりました。 来年2月には、本校の坂本朋嗣教諭が奈井江商業高校を訪問し、2学年を対象に理科総合Bの授業を行う予定です。

 写真(上から1番目):益川教授(ノーベル賞受賞者)の著書を紹介
 写真(上から2番目):静電気の存在を確認する演示実験の様子
 写真(上から3番目):バンデグラーフを利用した実験では生徒から大歓声
 写真(上から4番目):興味深い実験の数々に生徒は興味津々
 写真(上から5番目):真空放電に関する実験結果を板書にて解説
 写真(上から6番目):クルックス管を利用して電子の存在を解説
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