妹背牛町立妹背牛小学校
お知らせ

自ら学び考える子の育成を目指して~全校で授業改善に取り組んでいます

11月22日(水)、今年度の妹背牛小学校研究授業を5年生で行いました。
授業内容は、算数の割合「定価の30%引きの値段の求め方」を求める問題です。
比較的難易度の高い問題なのですが、子ども達は全員意欲的に問題を解こうと頑張りました。

今年度の妹背牛小学校の研究教科は算数です。
全国学力・学習状況調査の結果からも、算数に対する学力向上と授業改善は、本校の重点課題の一つです。
年度当初から全ての学年で算数の交流授業を行い、授業づくりについての研究を深めて、今回の5年生の授業公開に至りました。

今年度の研究主題は「自分の考えを持ち、ともに学び合う児童の育成」です。
子ども達が「分からない」「自分の考えを書けない」という状態になる原因は、問題を解く手立てを自分のものにしていないためです。
「自分の考えを持つ」ための手立てをどのように育むか…それぞれの学年での実践を通して研究テーマを追求してきました。

問題を解く方法は、計算するだけではなく、図や表に表したり、線分図を使ったり、算数ならではの思考の整理法がいくつもあります。
算数的思考の整理法を「算数アイテム」と称して、子ども達に提示しながら授業を進めました。
子ども達は、自分に合った算数アイテムを選び、トライ&エラーを繰り返しながら、自分の力で問題を解く体験を積み重ねてきました。

現在では、「この問題にはアレイ図が使えそう」「数直線に表してみよう」という発言が子ども達から発せられるようになりました。
低学年では、ブロックや九九表などもいつでも使える状態にして設置しています。
授業改善計画はまだ途上ですが、意欲的に算数の問題を解こうとする子は増えてきています。

5年生の研究授業では、教職員だけではなく、空知教育局指導主事も参観し、研究協議に参加していただきました。
「子ども達が自分の考えをノートにまとめている時に、先生方全員が熱心に見守っている姿を観て、学校全体で授業改善を進めていることが伝わってきました」という講評をいただきました。
今後も、子ども達が意欲的・主体的に学んでいく授業づくりを全職員で進めていきます。